世界は宗教で出来ている!「イエス・キリストと神武天皇」

茂木誠さんの著書「【新装版】イエス・キリスト神武天皇」を紹介します。

【新装版】イエス・キリストと神武天皇 | 茂木 誠 |本 | 通販 | Amazon

 

2017年に刊行された本の【新装版】とのことです(表紙とかが変わったみたい)。

中身は、「一般の方向けに宗教について語った講義録をまとめた」ものです。

イエス・キリスト神武天皇」という題名に興味をそそられて購入しましたが、

サブタイトルの『茂木誠の世界五大宗教講義』が示す通り、

仏教、バラモン教ヒンドゥー教イスラム教についてもたくさん書かれています。

 

「教科書では教えてくれない数々の本当のこと!」

学生の頃、そんなに真面目に授業を聴いていた訳ではないので、

本当に教えてもらわなったのか不明ですが、

知らなかったことばかりでした。

 

でも、「学校でも、宗教や神話についてまともに教えられることなく」

というのは、その通りですね。

日本書紀』『古事記』というものがあるということは知っているけど、

中身は読んだこともない、という人がほとんどだと思います。

 

仏教については、日本にはたくさんお寺があるので、なんとなく馴染みがあります。

でも、

「日本の仏教は仏教ではない」

というのは大変驚きました。

 

「人間は生まれ変わり、死に変わる」

というのが、ブッダの臨終の言葉にもはっきりと表れている、

仏教の死生観です。

 

もともとの仏教には墓はなくて、遺体はガンジス川に流してしまいます。

でも、日本のお寺は墓地を経営している、

ということで、日本の仏教とインドの仏教は別物だということがわかります。

うーん、なるほど。。

 

また、日本に入ってきた「大乗仏教」は、

ブッダが亡くなってから四百年も後に生まれた

ということでした。

またまたびっくり。

 

大乗仏教で新しく作られた経典が、

般若経』『華厳経』『法華経』ということです。

なんとなく名前は知ってるけど、中身は全然知りませんでした。

 

以上のように、宗教について目からウロコのお話がたくさんです。

ヒンドゥー教の『バガヴァッド・ギーター』

ゾロアスター教の『ミトラ信仰』

・イエスは紀元元年に生まれた?(元号太陰暦

最後の方に少し、キリスト教神武天皇についても書かれています。。

 

世界の宗教について、常識として知っておくべきこと

(でも、ほとんどの日本人があまり関心を持っていないこと)

が網羅されています。

是非、読んでみてください。

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