明治維新以来溜まった5つの歪み
毎日送られてくる音声メルマガで、
なるほど!と思ったことがあったので、
シェアしたいと思います。
「明治維新以来溜まった5つの歪み」
1.欧米中心主義
2.欲望民主主義
3.膨張資本主義
4.東京一極集中
5.部分対立思想
「戦後日本」ではなく、明治維新から歪みが始まっていて、
現在、さらにひどくなっているというお話でした。
詳しくは、林英臣先生のご著書やホームページを参照していただければと思います。
戦後、日本がおかしくなったということは
よく聞くことですが、
実は明治維新のころからだんだんおかしく
なっていたんですね。
「欧米中心主義」というのは、
欧米のものは何でも良い、進んでいる。
東洋や日本のものは古くさいので
変えるべき、という考え方です。
「欲望民主主義」というのは、
民(たみ)が一番偉い。
人民が王様だけど、誰も責任を取らない。
権力者は民によって選挙で選ばれるので、
民の欲望に応えるような政策を取るようになる。
それによって、さらに民の欲望は大きくなっていく、
ということです。
現在の日本は、まったくこの通りの状況になっています。
「膨張資本主義」というのは、
成長を前提とした資本主義のあり方です。
資本主義では、お金のあるところにしかお金が集まらない。
膨張しないとこの社会が維持できない、
というシステムになってしまっている、ということです。
「東京一極集中」は、
昔から良く言われていることですが、
なかなか改善されません。
首都直下地震が高い確率で起きる言われていますが、
その備えができているようには思えません。
『地震地震調査研究推進本部地震調査委員会では、首都直下地震で想定されるマグニチュード7程度の地震の30年以内の発生確率は、70%程度(2020年1月24日時点)と予測している。(国土交通白書2020)』
天皇陛下に、京都に戻っていただいて
(明治以前、歴代天皇は京都に住んでおられた)、
東京は政治の中心、
文化や外国の要人を迎えるのは、京都を中心とした関西で、
というアイデアは面白いと思いました。
「部分対立思想」
これは日本だけの問題なのか疑問ですが、
確かに、なんか細かいところの議論で対立して
物事が進まない、私の周りでもよくあるように思います。
当事者にとっては大変な問題なのでしょうが、
組織全体や、日本全体のことを考えたら、
「それってそんなに重要なの?」
ということで延々と議論していることって、
ありませんか?
上記のように、林英臣先生の「明治維新以来の5つの歪み」は、
いちいち納得することばかりでした。
2022年は、これらの歪みを少しでも改善できるように、
自分の周りの些細なことからでも心がけて行きたいと思います。