読書メモ:あなたを抱きしめる日まで(マーティン・シックススミス著、宇丹貴代実訳)

2014年公開の同名映画(ジュディ・デンチ主演)の原作です。

ということは、もう8年前に読んだことになります。

結局、映画は観に行かなかったのですが。。

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主人公とそのお母さんの切ない気持ちが

まだ心に残っています。

 

1952年、アイルランド

未婚のまま妊娠したお母さんは、

修道院に入れられます。

 

修道院で息子アンソニーを出産しますが、

3歳のとき、強制的にアメリカへ養子に出されてしまいます

(この辺り、当時のアイルランド修道院の深い闇が

描かれています)。

 

アメリカでのアンソニーは、

恵まれた環境で、高い教育を受け、

弁護士となって裕福な生活を送ります。

 

しかし、自らのアイデンティティについて悩み始め・・・、

実はアイルランドのお母さんもずっと、

アンソニーを捜していた・・・。

 

なかなか、最後はグッとくるものがありました。

『50年、互いを捜し続けた母子の実話。』

ということで、本当にあったお話です。

 

アンソニーアメリカでの名前はマイケル)は、

弁護士として、アメリカの政権の

法律顧問を務めるほどの人物だったそうです。

 

600ページぐらいある長いお話で、

途中の中身はあんまり覚えていませんが、

離れ離れになった母子の切ない気持ちについて

物凄く心に残ってます。

 

自分にも子供ができて、よくわかったのですが、

子供にとっては、母親が世界でダントツ一番で、

父親は、「あなたのことはそれほど。。」という

存在ですね。。

 

映画もいつか観てみたいと思います。

興味がある方は、是非読んでみてください。