【読書メモ】「成功に価値は無い!」執行草舟著
「成功に価値は無い!」執行草舟著
執行草舟さんが、
「二十代~四十代のビジネスパーソン」
向けに書かれた本です。
執行草舟(しぎょうそうしゅう)、
「武士道」を人生の中心に据えた、
生命論研究者で、歌人で、実業家という、
なんだかすごい人です。
この本は、執行さんの他の本とは異なり、
「表現をかなり読みやすくした」
ということです。
読者からの人生相談に、
執行さんが答える、
という形式になっています。
例えば、こんな質問です。
『自分の信念を貫いたら、まわりに嫌われるのではないかと、悩んでいます。』
『仕事にやりがいを感じません。転職したほうがいいでしょうか。』
『お金持ちになりたいと思うのは、いけないことなのでしょうか?』
『親を好きになれません。それでも親孝行すべきですか?』
『人生の勝ち組になるとは、どういうことでしょうか?』
これらの質問に対する執行さんの回答は、
ちょっと違う視点から繰り出されてくる感じです。
執行さんは、小学一年生のときに、
武士道の書物である『葉隠』を読んで、
「絶対にこのように生きよう」と決意した、
ということです。
「『葉隠』が私の人生の中心であり、すべてです。」
とまでおっしゃってます。
『葉隠』といえば、
「武士道といふは、死ぬ事と見附けたり。」
という言葉がすごく有名ですね。
執行さんのアツい回答に圧倒されながらも、
「死生観を持って生きる」
ことの大切さも
何となく理解できました。