読書メモ:エフォートレス思考(グレッグ・マキューン著、高橋璃子訳

『エフォートレス思考』(グレッグ・マキューン著、高橋璃子訳)

を紹介します。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E6%80%9D%E8%80%83-%E5%8A%AA%E5%8A%9B%E3%82%92%E6%9C%80%E5%B0%8F%E5%8C%96%E3%81%97%E3%81%A6%E6%88%90%E6%9E%9C%E3%82%92%E6%9C%80%E5%A4%A7%E5%8C%96%E3%81%99%E3%82%8B-%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%B3/dp/4761275812

 

「40万部突破「エッセンシャル思考」の第2弾!」

私も「エッセンシャル思考」を読んで「これだ!」と思って、

ソッコーで「エフォートレス思考」を買ってきました。

 

サブタイトルは「努力を最小化して成果を最大化する」です。

小3の息子がこれを見て、

「そんなこと、あり得ないよね?」

と聞いてきました。

 

努力の大切さをわかっているのは嬉しいのですが、

「エッセンシャル思考」「エフォートレス思考」も

身につけて欲しいと思って、

お正月休みに一気に読みました。

 

「エッセンシャル思考は、「何を」やるかを見極める技術。」

「エフォートレス思考は、「どのように」やるかを見極める技術だ。」

ということです。

 

要するにハウツーですね。

次の3ステップで説明されています。

1.エフォートレスな精神

2.エフォートレスな行動

3.エフォートレスなしくみ化

 

著者のグレッグ・マキューンは、

前著『エッセンシャル思考』の成功で

講演で世界を飛びまわるようになりました。

 

すごく忙しくなったので、優先順位の低い仕事をどんどん削って、

これ以上削れないところまで削ったということです。

自分の作った「エッセンシャル思考」を体現するために。。

 

でも突然、娘さんが病気になります。

「そんな緊急事態でも、仕事は消えてなくなるわけではない。」

「気は焦るばかりで、何もうまくいかない。」

「まるで非エッセンシャル思考だ。」

 

エッセンシャル思考に基づいて、

正しい基準で、正しいことをやろうとしていたが、

「やり方」を間違っていた。

ということで、この本が生まれました。

 

その内容に関しては、「まあ確かにその通りかな」

という感じでした。

 

でもエピローグで、病気になった娘さんの後日談が語られます。

この部分は思わずメモして、

家族が読めるように、リビングのホワイトボードに

書いときました。

 

ホワイトボードに描いておいた絵を消したな!

と娘(小1)に怒られましたが。。

 

興味を持たれたら、是非読んでみてください。

明治維新以来溜まった5つの歪み

毎日送られてくる音声メルマガで、

なるほど!と思ったことがあったので、

シェアしたいと思います。

 

明治維新以来溜まった5つの歪み」

1.欧米中心主義

2.欲望民主主義

3.膨張資本主義

4.東京一極集中

5.部分対立思想

 

「戦後日本」ではなく、明治維新から歪みが始まっていて、

現在、さらにひどくなっているというお話でした。

詳しくは、林英臣先生のご著書やホームページを参照していただければと思います。

https://hayashi-hideomi.com/

 

戦後、日本がおかしくなったということは

よく聞くことですが、

実は明治維新のころからだんだんおかしく

なっていたんですね。

 

「欧米中心主義」というのは、

欧米のものは何でも良い、進んでいる。

東洋や日本のものは古くさいので

変えるべき、という考え方です。

 

「欲望民主主義」というのは、

民(たみ)が一番偉い。

人民が王様だけど、誰も責任を取らない。

権力者は民によって選挙で選ばれるので、

民の欲望に応えるような政策を取るようになる。

それによって、さらに民の欲望は大きくなっていく、

ということです。

現在の日本は、まったくこの通りの状況になっています。

 

「膨張資本主義」というのは、

成長を前提とした資本主義のあり方です。

資本主義では、お金のあるところにしかお金が集まらない。

膨張しないとこの社会が維持できない、

というシステムになってしまっている、ということです。

 

「東京一極集中」は、

昔から良く言われていることですが、

なかなか改善されません。

首都直下地震が高い確率で起きる言われていますが、

その備えができているようには思えません。

地震地震調査研究推進本部地震調査委員会では、首都直下地震で想定されるマグニチュード7程度の地震の30年以内の発生確率は、70%程度(2020年1月24日時点)と予測している。(国土交通白書2020)』

 

天皇陛下に、京都に戻っていただいて

(明治以前、歴代天皇は京都に住んでおられた)、

東京は政治の中心、

文化や外国の要人を迎えるのは、京都を中心とした関西で、

というアイデアは面白いと思いました。

 

「部分対立思想」

これは日本だけの問題なのか疑問ですが、

確かに、なんか細かいところの議論で対立して

物事が進まない、私の周りでもよくあるように思います。

 

当事者にとっては大変な問題なのでしょうが、

組織全体や、日本全体のことを考えたら、

「それってそんなに重要なの?」

ということで延々と議論していることって、

ありませんか?

 

上記のように、林英臣先生の「明治維新以来の5つの歪み」は、

いちいち納得することばかりでした。

2022年は、これらの歪みを少しでも改善できるように、

自分の周りの些細なことからでも心がけて行きたいと思います。

お正月のお箸(祝い箸)はなぜ両方使えるようになってる?

明けましておめでとうございます。

と言っても、すでに今日は1月2日、

今年も光速で、日々が過ぎ去っていく予感です。

 

お正月の祝い箸は、

なぜ両方とも使えるようになっているかご存知ですか?

 

先日誰かから聞いて「なるほど」と思ったので、

ウチの子供たちに(自慢気に)教えてあげました。

「片方は自分が食べる用、もう片方は神様が食べるためにあるんだよ」

 

「へー」と納得する子供たち。

ちょっと不安になったので、調べてみました。

www.ringbell.co.jp

祝い箸の両側が細いのは、片方を自分が使い、もう片方を神様が使って、共に食事をするという考え方に基づいています。」

良かった、あってました。

「神人共食(しんじんきょうしょく)」と言うらしいです。

 

50年近く生きてきましたが、初めて知りました。

お恥ずかしい。。

すべてのものに神が宿るという日本古来の考え方から来ているんですね。

 

「祝い箸は柳の木から作られているお箸で、長さは24cm(八寸)となっています。」

「この24cmという長さには意味があり、八寸の「八」の漢字が末広がりで縁起がいい事からその縁起をかつぎ24センチ(八寸)になったと言われています。」

長さも八寸(24cm)に決まってるみたいです。

祝い箸の基礎知識|さまざまな呼び名の由来と正しい使い方 | 正直屋グループ

 

「正月のおせちに使用する場合は、大晦日の12月31日に家長が箸袋に家族全員の名前を箸袋に記入して、神棚に供えます。」

しまった、知りませんでした。

来年の大晦日には、お箸を神棚に供えることにします。

 

おせち料理など、お正月の風習を調べると、面白いかもしれません。

またネタを仕入れて、子供たちに教えてあげたいと思います。

2021年(令和3年)大晦日人生ゲーム

今年もあと1日、今日は大晦日です。

あっと言う間に、1年が過ぎてしまった感じです。

 

日課になっている早朝の散歩へ行こうと思ったとき、

玄関の子供(長男:小3)の靴に目が止まりました。

ドロドロ。。。

 

このままじゃ良い年を迎えられないと思って、

コインランドリーで靴洗い。

ついでに、長女:小1と自分のスニーカーも洗うことに。。

晦日の朝7時のコインランドリーは、さすがに空いてました。

 

午前中はよく晴れてあたたかかったので、

縄跳びとサッカーボールを持って、子供たちと外で遊びました。

今年も世の中ではいろいろありましたが、

こうやって子供たちと遊ぶ時間があるということは、

本当に幸せだと実感しました。

 

お正月に読む本が欲しかったので、

子供たちを誘って本屋へ。

予想はしてましたが、自分の本を見る余裕はなく。。

子供と一緒にいろいろ本選びです。

 

何故かついでに「人生ゲーム」を購入しました。

人生ゲーム|商品情報|人生ゲーム|タカラトミー

 

一瞬、「鬼滅の刃」バージョンに手が伸びましたが、

鬼滅の刃 人生ゲーム|商品情報|人生ゲーム|タカラトミー

家族の誰からも支持が得られないのは明白だったので、

ノーマルバージョンにしました。 

 

人生ゲーム、何十年振りだろう?

職業が選べたり、転職したり、というのは昔は無かったような気がします。

 

あと、「スタートダッシュエリア」「ドリームトレジャーエリア」

「ギャンブルエリア」「キャリアアップエリア」

という追加エリアを合体させることができます。

 

まあ、要するにすごろくなので、

ルーレットを回していれば、みんなゴールできるし、

投資の勉強になったりはしません。

 

それでも、小学校低学年のうちの子供たちにとっては、

いろいろ勉強になります。

「『しゃっきん』って何?」ということで、借金の概念が学べたり、

自動車保険」「生命保険」「株券」などの言葉も覚えたことでしょう。

お金の計算も初めてだろうし(しかもドル建て)。

 

結構大人も本気になって遊べます。

小学校低学年ぐらいのお子さんがいらっしゃるご家族には、

おすすめです。

読書メモ:エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン著、高橋璃子訳)

「エッセンシャル思考」

最少の時間で成果を最大にする

グレッグ・マキューン著、高橋璃子

を紹介します。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする | グレッグ マキューン, 高橋 璃子 |本 | 通販 | Amazon

 

エッセンシャルとは?

essential:「欠くことのできない、必須の、非常に重要な、(…に)ぜひ必要で、本質の、本質的な、精の、精を集めた」(weblio英和辞典)

「非常に重要な、本質的な思考」ということです。

 

この本を読んで、

残りの人生、「エッセンシャル思考」で行こう!

と決心しました。

 

エッセンシャル思考を実践すると、

シンプルで幸福な人生を送ることができるそうです。

「迷わない」

「流されない」

「日々が楽しくなる」

 

本質を知り、本質を生きることができる

なんて、魅力的だと思いませんか?

 

「非エッセンシャル思考」から「エッセンシャル思考」へ、

簡単ではないけど、その恩恵は大きいです。

「エッセンシャル思考の目的は、世間的な成功を手に入れることではない。」

「人生に意味と目的を見だし、本当に重要なことを成しとげることだ」

 

今までの私は、典型的な「非エッセンシャル思考」の人間でした。

・考え方「みんな・すべて」

・行動「反射的に「やります」と言う」「期限が迫ると根性でがんばる」

・結果「無力感」「何もかも中途半端」

 

それが、「エッセンシャル思考」になるとガラッと変わるはずです。

・考え方「より少なく、しかしより良く」

・行動「大事なこと以外は断る」

・結果「充実感」「質の高い仕事ができる」「毎日を楽しんでいる」

 

会社の組合で借りてきて読んだのですが、

書店で購入したいと思います。

併せて「エッセンシャル思考」の第二弾、

「エフォートレス思考」も買ってしまいそうです。

エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する | グレッグ・マキューン, 高橋 璃子 |本 | 通販 | Amazon

読書メモ:父の詫び状(向田邦子)

昭和56年(1981年)に飛行機事故で亡くなった、

向田邦子さんのエッセイです。

新装版 父の詫び状 (文春文庫) | 向田 邦子 |本 | 通販 | Amazon

今年は、没後40年ということで、

TVでも向田邦子さんの番組がいくつか放送されたみたいです。

 

「2007年5月15日 第4刷」と書いてあるので、

10年以上前に読んだことになります。

 

実家の本棚に「父の詫び状」の次のエッセイ「眠る盃」が置いてあり、

パラパラ読んでみると、すごく面白くて、

この「父の詫び状」を買ったことを思い出します。

 

「父の詫び状」もなんとも言えない面白さです。

思わずフフ、と笑ってしまうような。。

ククク、とちょっと声が出るほどの場合もあります。

 

向田邦子さんは、1929年(昭和4年)生まれなので、

私とは何世代も離れていますが、

自分の子供時代にも重なるような、懐かしい気持ちになります。

 

情景の描写が小説のように細かくて、

本当に目に浮かんでくるようです。

 

『父の仕事の関係で、小学校だけでも四回転校しているので、

名前も忘れてしまったのだが、お弁当のおかずが三百六十五日、

卵という女の子がいた。』

『あだ名をタマゴと呼ばれていた。』

『タマゴは、日本舞踊を習っていた。子供のくせに身のこなしに

特有の「しな」があり、

セーラー服がまるで和服を着ているように見えた。』

『教壇で採点をしている男の先生にブラ下がるようにして甘え、

手首から先だけを撓(しな)わせて、

「ちょいと・・・・」

という感じで先生の肩を撫(ぶ)った。』

 

ちょっとだけ引用しようかと思ったのですが、

面白さが伝わるようにと、長々と引用してしまいました。

 

向田邦子さんが、すぐ近くにいて、

語りかけてくれているような、

不思議な気分になるエッセイです。

 

この本に出てくる思い出の家族は、古き良き昭和の日本の家族です。

戦時中のことも、どこか愉快に描かれています。

 

実家に帰って、「眠る盃」も読んでみたくなりました。

「マトリックスリローデッド」シリーズ2作目

もう少しで映画「マトリックス」の新作が公開されるということで、

マトリックスリローデッド」をAmazonプライムビデオで観ました。

1作目はDVDも持っているので、何回か観ているのですが、

この「リローデッド」は、映画館で観て以来2回目でした(2003年公開だから、18年前か。。)。

 

www.matrixresurrections.net

 

1作目にハマって、

すごく期待して「リローデッド」も観に行ったことをちょっと思い出しました。

でも映画の中身はあんまり覚えていなかったので、

新作を観に行く前の良い予習になりました。

 

2作目の「ヤリ過ぎ感」を18年振りに感じました。

ザイオンが熱(アツ)すぎる。

・ネオが強すぎる。

エージェント・スミスが多すぎる。

・メロビンジアン、パーセフォニーが濃すぎる。

などなど。

 

でも、久しぶりにマトリックスの世界を楽しめました。

何が言いたいかわからないセリフ(特にモーフィアス)の数々が、

相変わらずかっこいいです。。

3作目「レボリューションズ」もAmazonで観なきゃ。

 

4作目「レザレクションズ」は、どうなるのかな?

予告を何度も観てしまいましたが、

どうにかして映画館で観たいところです。

 

2003年当時とは生活が一変していますが

(転勤して、結婚して、子供も生まれて、等々)、

マトリックスは当初と気持ちで観れそうです。

とっても楽しみです。

 

現実世界のマトリックスからも抜け出したい、

ような気もしてます。。